SRT字幕の時間が重なるとき、納品前に確認すること
SRTを編集ソフトに読み込めても、字幕の表示時間が意図どおりとは限りません。とくに、前の字幕が消える前に次の字幕が始まると、表示が重なる区間ができます。まず時刻を見て、その重なりが必要な演出なのかを判断しましょう。
0.5秒の重なりがある例
次の2ブロックは、説明のために作った架空の字幕です。
1
00:00:01,000 --> 00:00:03,000
本日の流れをご案内します。
2
00:00:02,500 --> 00:00:04,000
最初に準備するものを確認します。
1番は3秒まで表示され、2番は2.5秒から始まります。2.5〜3秒の0.5秒間は、両方の表示時間に入ります。番号が連番でも、時刻の重なりは別に確認する必要があります。
すべての重なりが誤りとは限りません
複数の話者を同時に表示するなど、意図的な重なりもあります。一方、1つずつ順に表示する納品条件なら、音声や映像を確認して、前の字幕の終了と次の字幕の開始を調整します。機械的に時間を詰めると、発言と字幕がずれることがあります。
説明用の例で、1番を2.5秒に終えると、時間の重なりはなくなります。実際の字幕でこの変更が正しいかは、映像と納品条件を見て判断してください。
1
00:00:01,000 --> 00:00:02,500
本日の流れをご案内します。
2
00:00:02,500 --> 00:00:04,000
最初に準備するものを確認します。
全体の時刻ずれと、字幕同士の重なりを分ける
字幕全体が動画に対して同じ0.5秒だけ早く出る場合は、開始・終了をすべて0.5秒遅らせる方法があります。ただし、全体を同じ秒数だけ動かしても、字幕同士の重なり時間は変わりません。この記事の最初の例も、全体を0.5秒動かしただけでは0.5秒の重なりが残ります。
- 無料SRT字幕チェック・時刻調整で、字幕を貼り付けるかUTF-8のSRTを読み込む。
- 「全体をずらす秒数」に、0.5秒遅らせる場合は「0.5」、0.5秒早める場合は「-0.5」を入力する。
- 「時刻をずらす」で結果を確認し、「調整したSRTを保存する」で新しいファイルを保存する。元のファイルは変更されない。
調整は前後1時間以内、小数点以下3桁までです。0秒より前になる字幕があれば、切り捨てずに調整を止めます。途中からずれが変わる字幕は、区間ごとの編集が必要です。保存後は動画と合わせて再生し、最初・途中・最後の音声との一致を確認してください。
納品前は「形式」と「再生」を分けて確認する
- 番号、空行、時刻の記法、開始と終了の順序を確認する。
- 重なりのある区間を確認し、意図した同時表示かを判断する。
- 指定の編集ソフトやプレイヤーで、音声との一致、文字の読みやすさ、最初と最後の表示を確認する。
制作条件デスクの無料SRT字幕チェックでは、通常のSRT形式の時刻や重なりをブラウザー内で確認できます。番号と時刻を読み取った結果を表示し、原本の字幕は変更しません。貼り付けた字幕本文や選択したファイルの内容はサーバーに送信しません。
対応上限は20万文字・5,000ブロック、確認事項の表示は100件までです。WebVTT、時刻行の追加設定、文字コードの自動変換には対応していません。音声との一致や字幕の正確さを保証する機能もありません。形式の確認後に、実際の再生を確かめてください。