SRT字幕が途中からずれる:一括調整で直せるかを3点で確認
SRT字幕が早く出るとき、全体を同じ秒数だけ遅らせて直せる場合があります。まず冒頭・中間・終盤で、音声に対するずれが同じ秒数かを確認します。冒頭が合っても、途中や終盤が合うとは限りません。
以下は説明用の架空の字幕です。音声開始の基準も仮に決めた値で、実際の動画を聞き取って測った結果ではありません。一括調整で何が変わるかを、3つの時刻で比べます。
1. 全体が同じ0.5秒だけ早い場合
字幕を出したい音声の開始が1秒・61秒・121秒で、字幕がどれも0.5秒早く始まると仮定します。すべての時刻へ0.5秒を足すと、3箇所の開始が仮の基準にそろいます。
| 位置 | 仮の音声開始 | 字幕の開始 | 0.5秒遅らせた後 |
|---|---|---|---|
| 冒頭 | 1.0秒 | 0.5秒 | 1.0秒 |
| 中間 | 61.0秒 | 60.5秒 | 61.0秒 |
| 終盤 | 121.0秒 | 120.5秒 | 121.0秒 |
一括調整では、各字幕の開始・終了へ同じ秒数を足します。字幕の表示時間や、字幕同士の間隔はそのままです。音声と合うかは、調整後のSRTを実際の動画で再生して確認します。
2. 途中から早さが増える場合
同じ音声開始の基準で、字幕の早さが冒頭0.5秒、中間1秒、終盤1.5秒になっている例です。冒頭に合わせて全体を0.5秒遅らせても、ほかの箇所にはずれが残ります。
| 位置 | 仮の音声開始 | 字幕の開始 | 0.5秒遅らせた後 | 残る早さ |
|---|---|---|---|---|
| 冒頭 | 1.0秒 | 0.5秒 | 1.0秒 | 0秒 |
| 中間 | 61.0秒 | 60.0秒 | 60.5秒 | 0.5秒 |
| 終盤 | 121.0秒 | 119.5秒 | 120.0秒 | 1.0秒 |
中間は61秒に対して60.5秒なので0.5秒早いまま。終盤は121秒に対して120秒なので1秒早いままです。全体をさらに遅らせると冒頭も動くため、この3箇所を同じ調整値だけでそろえることはできません。
無料ツールで、途中からずれる例を試す
次の字幕を無料SRT字幕チェック・時刻調整の「字幕本文を貼り付ける」へ入力します。これは上の2番目の架空例です。
1
00:00:00,500 --> 00:00:02,500
最初の項目を確認します。
2
00:01:00,000 --> 00:01:02,000
途中の内容を確認します。
3
00:01:59,500 --> 00:02:01,500
最後の項目を確認します。
- 「全体をずらす秒数」に「0.5」を入力する。
- 「時刻をずらす」を押し、「調整後の字幕本文を見る」を開く。
- 開始時刻が順に「00:00:01,000」「00:01:00,500」「00:02:00,000」となることを確認する。
2026年10月10日の公開ツールで、上の2例をそれぞれ0.5秒調整し、表の開始時刻になることを確認しました。動画や音声の検証は行っていません。仮の音声開始に対する残りのずれは、時刻の差で計算したものです。
正の秒数は字幕を遅らせ、負の秒数は早めます。ツールは、調整後の時刻が0秒より前になる場合には調整を止めます。結果を保存する場合は、新しいSRTとして保存し、元のファイルも残しておきます。
一括調整で合わない場合に確認すること
- 字幕と動画が、同じ編集版・同じ内容か確認する。
- 冒頭・中間・終盤で、字幕を出したい音声の開始と、字幕の開始を比べる。
- ずれが変わる箇所では、元の音声に合わせて区間ごとの開始・終了を確認する。
- 調整した字幕を動画と合わせて再生し、ほかの箇所も確認する。
この無料ツールは一定の秒数を足し引きする機能で、音声に合わせて各字幕を自動で修正する機能はありません。番号や時刻の確認事項が0件でも、音声との一致や読みやすさが確認済みという意味にはなりません。
文字コードや読み込み先の確認は、YouTubeにSRT字幕を追加する前の確認にもまとめています。SRTを別に渡すか、映像へ字幕を焼き込むかは、字幕の納品条件で整理できます。
運営:制作条件デスク。個別相談・字幕修復・設定代行は受け付けていません。外部サービスの購入・解約・技術相談は、各提供者の窓口をご利用ください。
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